Arthouse Press 藝術電影館通信

EVENTS

【特別上映】ヤンヤン 夏の想い出

ミニシアター
  • 東京都
開催期間:4月2日[金]~

|| 日 程 ||  

2021年4月2日[金]~

※4月9日[金]以降の上映スケジュール未定


|| 会 場 ||  

ル・シネマ


|| 内容 ||  

この映画は人生における1+2と同じくらいに、とてもシンプルである。私はこの映画を見終わった観客が、まるでただの友達と一緒にいたかのような気分を味わっていて欲しいと思う。もし彼らが、「一人の映画監督」に出会ったような印象を持って映画を見終わったとしたら、私はこの映画は失敗作であったと思う。 

──エドワード・ヤン 2000年4月9日、台北にて

『光陰的故事』(1982)でデビュー、『台北ストーリー』(1985)、『恐怖分子』(1986)、そして『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991)と、数々の名作を撮り続けたエドワード・ヤン監督。2007年に短すぎるその生涯を閉じる前、残念ながら最後の完成作となってしまったのが、『ヤンヤン 夏の想い出』(2000)です。台北と東京を舞台に、反射する夜の光と都市の孤独を、すれ違う時間と精一杯の親密さを、とても些細で、しかし限りなく大きな人生の出来事を「人の後ろ姿ばかりカメラで撮る」少年ヤンヤンとともに見つめた本作は、2000年の第53回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。BBCやニューヨーク・タイムズが選ぶ「21世紀の名作」ベスト10に選出、グー・シャオガン(『春江水暖〜しゅんこうすいだん』/Bunkamuraル・シネマにて上映中)、オリヴィエ・アサイヤス(『冬時間のパリ』)、アリ・アスター(『ミッドサマー』)、スーザン・ソンタグらがフェイヴァリットとして名を挙げ、なにより世界中の人々から愛された傑作です。公開から20年、今もかわらぬみずみずしさと、今だからこそ胸に沁みる風景を、貴重な35mmフィルム上映でご覧ください。

(公式より)


|| イベントURL ||  

https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/21_yiyi.html