Arthouse Press 藝術電影館通信

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フランス映画の現在『モッズ』『フランス』(セルジュ・ボゾン監督作品)

シネマテーク
  • 東京都
開催期間:2月14日[日]
会場:アンスティチュ・フランセ東京

『フランス』

(フランス/2007年/102分/カラー/35ミリ)*英語字幕・日本語同時通訳付

監督:セルジュ・ボゾン 出演 : シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー

『モッズ』

(フランス/2003年/60分/カラー/35ミリ)*英語字幕・日本語同時通訳付

監督:セルジュ・ボゾン 出演:ローラン・ラコット、ギヨーム・ヴェルディエ

「非常に独創的な作品を作り続けている1972年生まれのセルジュ・ボゾンは、今日、モッキーの後継者とよべる存在でしょう。

ひそかに展開される不条理とも言えるユーモア、陰謀や謎への嗜好、無味乾燥にも思える作風、速度ある語り、そしてとりわけ「アート系」映画としてごたごたと媚びることの拒否、セルジュ・ボゾンの映画の魅力は、(映画史との)断絶しながらもその伝統を受け継ぎ、新たなものを創造しながら、過去の作品の引用もするという、相反する運動の間を自由に往来していることでしょう。

批評家でもあった映画作家セルジュ・ボゾンは、フランス映画史への反旗の記憶を携えながら、無難な道を辿ることをせず進んできました。

「フランス」、それはボゾンの映画の重要なテーマです。その歴史(まさにそれがタイトルにまでなっている『フランス』)、フランス共和国の制度や組織(『ティップ・トップ』の警察や『マダム・ハイド』の学校)、それらが頑強なまでに反自然主義的で、時に不協和音を奏でながらもミュージカル的に描かれてきました。

ダンディーな映画作家セルジュ・ボゾンは演出への変わることのない信念に溢れ、勇敢に、映画の炎を燃やし続けています。」オリヴィエ・ペール

最新のセルジュ・ボゾン監督2作品は、2月20日[土]からユーロスペース始まる特集「フランス映画の現在」でも上映します!

特集「フランス映画の現在」公式サイト  http://jc3.jp/mdlc/